2019.02.26 あそび

ふだんのまちなかを音楽のある風景に。「伊丹オトラク」

  • [業務内容]
    伊丹オトラク
  • [手がけた役割]
    トータルプロデュース(コンセプトデザイン・企画立案・アートディレクション・コンテンツ提案)
  • [クライアント]
    伊丹オトラク実行委員会、公益財団法人 いたみ文化・スポーツ財団

2005年中脇が財団職員だった頃、地域と文化施設を繋ぐために立案。官民協働のプロジェクトとして始まり、今では1万人以上が来場する「伊丹まちなかバル」と協働で実施する「伊丹オトラクな一日」など様々なバリエーションが生まれている。

コンセプトは「ふだん使いの音楽」のため、日常に音楽が溶け込むようなシチュエーションづくりを心がける。
当初は、市内のライブ、カフェなどの情報を一元化する程度だったが、徐々に参加店が増え、市内ショッピングモールからブッキングの依頼が来るまでに発展。
次第に、店舗だけではなく、公園や広場を借景に演奏する「伊丹オトラク広場」といった新しい展開も。
また、演奏を聴く形だけではなく、ミュージシャンとの触れ合いや楽しみ方を変えるような「伊丹オトラクピクニック」も。
「伊丹まちなかバル」との協働では、お客さんが食べて飲んでいるところに、ミュージシャンがふらりと流し演奏をする「伊丹オトラクな一日」。
伊丹オトラクな一日の規模が広がってきたため、運営から市民参加型の作り方にしていった。
ミュージシャンとサポーター合わせて総勢150人分の打ち上げ用のご飯を作る「まかない班」も誕生。
ミュージシャンとサポーターの一体感が日本一の音楽イベントをめざしている。
街のあちこちで、音楽が溢れている風景。
伊丹以外での催事やこども食堂とのコラボレーションなど、活動の幅は広がっている。