2019.02.26 デザイナー&アーティスト

淡路島の集落固有の風土を、カレーがつなぎ、物語を楽しむ 「カレー名作劇場」

  • [業務内容]
    海のめぐみを宝にかえるセミナー担当講師
  • [手がけた役割]
    プロジェクトファシリテーター、プランナー
  • [クライアント]
    厚生労働省の委託事業「淡路はたらくカタチ研究島」内でのプロジェクト。食品加工を手がける沖物産が中心となり、島内の海産・農産・畜産の生産者と豊富な食材を活かしたカレールーの開発に参画する。全員参加の会議のファシリテーションを担当し、デザイナーの森知宏氏と共にコンセプトデザイン、コピーライティングを手がける。

厚生労働省の委託事業「淡路はたらくカタチ研究島」内でのプロジェクト。食品加工を手がける沖物産が中心となり、島内の海産・農産・畜産の生産者と豊富な食材を活かしたカレールーの開発に参画する。全員参加の会議のファシリテーションを担当し、デザイナーの森知宏氏と共にコンセプトデザイン、コピーライティングを手がける。

島と言っても、淡路島はかなり広い。プロジェクトの参加事業者はそれぞれどういった仕事をしているか知らなかったため、毎回の会議では各生産現場に出向き、その食材を活かしたカレーを食べながら会議をするプロセスにした。
同じ島内の人間であっても始めて知ることが多い触発しあう場であるとともに、島の風土に根ざしてきた生産現場は、思わず昔話に花を咲かせた。
次第に「カレーを通じて淡路島の集落が培ってきた風土や文化を伝える商品・プロジェクトにしよう」と骨子となる部分がまとまり、短編小説のような見せ方で打ち出すことが決まった。
それぞれの地域の食材を活かした4種のカレーを「岩屋の海のグチ」「名豚ゴールデンボア」「大草原の小さな五斗長(ゴッサ)」「愛のまかない物語」と題し、物語仕立てで紹介し、レトルトカレーとして島内の道の駅などで販売されている。

参考:
【淡路島カレー名作劇場】第0話 愛のまかない物語(ビーフカレー)
https://www.shima-life.jp/SHOP/201802027.html

【淡路島カレー名作劇場】第1話 岩屋の海のグチ(シーフードカレー)
https://www.shima-life.jp/SHOP/201802024.html

【淡路島カレー名作劇場】第2話 大草原の小さなゴッサ(チキンカレー)
https://www.shima-life.jp/SHOP/201802025.html

【淡路島カレー名作劇場】第3話 名豚ゴールデンボア(ポークカレー)
https://www.shima-life.jp/SHOP/201802026.html